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幻視する時鳥亭


ここは旗木鏡太郎が東方projectカードゲーム「VISION」のコラムを載せたりするブログです。
by hata_fangzhang

第23回「2001年宇宙の旅」

まずこのデッキを紹介する必要があるでしょう。
いらっしゃいませ。
幻視する時鳥亭へようこそ。
今回は先日の調布公認大会の結果と使用デッキの話です。





しかし、まずこのデッキを紹介しなくては始まらないでしょう。

デッキ:反魂蝶ソリティア、アグレッシブサイドバグ昇竜
メイン
キャラクター 10
3 048 西行妖
2 306 槌の子
2 323 八雲 藍
3 678 小悪魔

スペル 6
3 212 新史「新幻想史 -ネクストヒストリー-」
1 364 想起「テリブルスーヴニール」
2 611 「反魂蝶」

コマンド 34
3 075 マナの生成
3 078 黄泉の舟
3 089 永夜の術
3 097 西行妖、開花…
1 134 魔法研究
3 221 紅葉狩り
3 226 香霖堂
2 590 原初の闇
2 636 死霊の復活
3 732 飛倉の破片
3 737 神秘の卵
3 750 飛倉
1 P54 強引な取引
1 P68 初夢

サイドボード
3 477 マエリベリー・ハーン
3 352 結界「生と死の境界」
1 134 魔法研究
3 387 空間操作

メインボードは反魂蝶ソリティアです
メインボードの製作者は北海道のsite氏。
そしてサイドボードは通称、バグ昇竜と呼ばれるとあるスカイプ上で偶発的に生まれたらしい「何か」。
このデッキは実際にれが氏(地下勢出張所)によって関東の大会で使用され決勝卓まで進んでいます。
曰くsite氏の完成されたメインボードにバグ昇竜のギミックを合わせたとのこと。
残念なことに私は反魂蝶を使ったことがないためメインボードに関しては深く語ることが出来ません。
ただ高い潜在能力を持っているデッキというのは確かでしょう。

私が管理人をしているVision戦略研究会チームα(仮)での会議で何か面白いデッキはないだろうか、という話になりました。
それが「このデッキ」でした。



バグ昇竜とは?
サイドボードは一見何をするのか分かりづらいですがよくよく考えてみるとひとつの答えが。
それが「バグ昇竜」と呼ばれるギミックです。
「生と死の境界」「空間操作」が場に展開されている状態で除外されたメリーが戻ってきたとき3枚以上のカードが場に出る状態になってしまったら?
お分かりでしょう。
場に2枚のキャラクターがいる状態でメリーが戻ってきたとしても3枚目であるため即座に破棄されます。
そして生死境界が張ってある為、除外されてしまいます。
ここで総合ルール7.7.2を見てみましょう。
つまり再びメリーの効果が誘発される。
場に出る、破棄、除外から再び場に出て……
メリーの自動効果は強制である為、無限ループの完成です。
無限ループは引き分け。
メインで1本取っていれば引き分けを連続して出しその1本を守りきればマッチングで勝利となります。
それを狙ったデッキが「バグ昇竜」です。



7/30 調布公認大会
通常構築
参加者:29名、三回戦

デッキ:NLZアグレッシブサイドバグ昇竜
メイン
キャラクター 25
2 015 サニーミルク
2 323 八雲 藍
2 497 チルノ
3 668 大妖精
3 671 リリーホワイト
3 672 リリーブラック
3 673 ルナチャイルド
3 674 スターサファイア
1 675 サニーミルク
3 P55 呪精

スペル 2
2 608 脳符「ブレインフィンガープリント」

コマンド 23
3 092 強引な取引
3 226 香霖堂
3 237 流星祈願会
2 547 悲しき人形
3 557 法界の火
3 617 不意打ち
2 624 要石
2 742 ゾンビごっこ
2 P69 黄泉の舟

サイドボート
1 323 八雲 藍
3 477 マエリベリー・ハーン
3 352 結界「生と死の境界」
3 387 空間操作

結果:2-0-1(4-1-5) 優勝
一回戦:2-0-2
二回戦:1-0-2
三回戦:1-1-1

使い慣れない反魂蝶ソリティアで出るか悩んだ末。
一戦目を確実に取る為にはどうするか。
私が選択したのは最も研究をしていて手にも馴染みはじめていたNLZにバグ昇竜を仕込むことでした。
大会中は一戦目は全て勝利。
マッチングにも恵まれていました。
その結果オポーネント差で優勝。

バグ昇竜はどうだったかというのは結果を見れば明白。
このゲームリセットボタンは大半のデッキに大して非常に高い確率で引き分けることが出来ます。
運云々ではなく、非常に決まりやすい。
そして防ぐ手段が非常に限られます。
カタディオプトリックを張っておくとか返されたターンで場を一層するとか。
それでも確実性のある回答とは言えません。
これは非常に危険なコンボギミックです。
実質的な対策はゲーム展開を早めるなどするしかありませんがそれでもイーブン。
このデッキ相手ではメインボードが妖精である為、逆襲される可能性もあります。
さあ、プレイヤーの力量が試されるときです!
私にはどうしていいのか分かりません(



さて、つらつらと並べましたがこれを見てどう思うでしょうか?
今後どうなるかは分かりませんが様々な意味を込めてコラムにさせていただきました。




今回の大会はチームα(仮)による勝利といえるでしょう。
このデッキに関してもそれは言えます。
まずメインボードの妖精は基礎がジャンク氏、ネクストレベル構築(※)が私、9弾リリーホワイトの採用が自宅庭師氏、そしてバグ昇竜がれが氏といった具合に多くの人によって構築されています。
遡れば更に多くの方々がいるのは間違いありません。
いかに研究が重要かという一つの例になるのではないでしょうか。
携わった方全てに感謝を。


それでは皆様、良いVisionを。
グッドラック!


今回の出典
2001年宇宙の旅/スタンリー・キューブリック/1968年
SF映画史上の傑作ですね。
キューブリックの映画は濃いものが多いのですがこれもその例に漏れず難解です。
ようするに「だってキューブリックだぜ?」なんですけどね。
十数回は見ていますがそれでもまた見たくなる。
そんな映画です。



※ネクストレベル構築:Visionでは少し前の環境であれば3ジェラシー、3法界の部分。今ではそれがメタゲームの変遷(ジェラシーの流行により少女密室が増えたなど)によって更に次のレベル(段階)に移り3法界、3不意打ち、2悲しき人形になった。ちなみにとりあえずネクストレベルと言っておけば格好良いじゃろ?という発想から。それはどのカードゲームでも同じかもしれない(((

著者:旗木鏡太郎
特別協力:れが、site
by hata_fangzhang | 2011-08-02 04:58 | コラム

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